20210102_東海市 加家公園

当ブログでは新規の場所になります。夕景の撮影へ。

撮影日:2021年1月2日(土)
撮影時間帯:15:00-17:30
気温:7.2度
風速:西北西 3.9m/s
湿度: 60%

pakapakaumaです。

知多半島の夕景シリーズを去年12月28日より開始しましたが、こちらではその第二回となります。このシリーズに関しての考えは別で書こうと思いますので省略します。

東海市での夕景、どうしようかと散々迷ったのですが海側はほぼ工場の敷地であり日没が良好に見渡せる場所というのが非常に限られる為、結局のところ高台というところに落ち着きました。では、東海市の高台は数ポイントあるものの、東海市の特徴が1カットで分かる場所というのはどれほどあるのかというと、これも限られます。

今回はそれを現地で確認するために、まだ行ったことの無かった加家公園へ。
加家公園は平地の多い市街地に残された山の名残のような特徴があります。
Googleマップの航空写真では細長い形をしていることが分かります。

15:00頃、隣接する大池公園の西駐車場に駐車し徒歩で移動しました。
加家公園の展望台までは徒歩約1.3kmです。
しあわせ村からも、大池公園からも加家公園へ向かうことができ この公園が密集する地点の標高は住宅地を含めだいたい同じ位置にあるものと思われます。

初の場所でしたので、まずは徒歩でその全体を把握します。
こちら側にも駐車場はありました。
8:00まで閉鎖と書かれた看板がありますが、実際の利用可能時間は8:30-22:00ということのようです。もうひとつ小さな看板がありました。施錠の実態については外部の管理者(シルバーさん等)に委託している場合も散見される為 時間キッチリ・または若干緩い場合もあります。なのでこの日は大丈夫だったとか思ってると大変危険です。そもそも時間は明記されていますので。

内部の道は1本です。そしてそのほとんどは航空写真の通り樹木です。
加家公園の西側はストンと落ちている地形なのですが、公園の区域外は立ち入り禁止のようです。その中で西側が開けている地点としては如来山旧跡があります。名鉄新日鉄前駅からこちら側へ登ってこられる階段があります。このあたりの学生さんは私立大学受験で受けることの多い星城大学がこの地点にあります。

如来山旧跡については写真の文字を読んでいただければと思います。
現状、これだけ内陸にあるにも関わらず伊勢の海を一望にと記載されているということは、目の前が海であった可能性があります。ここから南へ進み、知多市、常滑市の同じくらいの線にある城跡でも同じような記述がされていることから、その昔の知多半島はもっと面積が狭かったのかと。

この方角に見えるものはほぼ日鉄関連の工場です。

同地点から一部一般道を歩き、道なりに進むと展望台のある「学の広場」へ着きます。
展望台は木造で最上部は障害物無し。

名港トリトンが見えます。
厳密には名港トリトンは名古屋港湾上であり、東海市から見えるもののほぼ名古屋市港区にあたります。個人的にはあまり「東海市の」として紹介できる要素ではないかなと感じます。同じく名港トリトンが見えるスポットを挙げ始めると「東海市の」という根拠がどんどん薄くなるからです。もし、自分がこの事実を前向きに書くならば「東海市から見える名古屋港湾の景色」と書くことでしょう。

これは当たり前のことなんですが、富士山が見えるから富士山がうちの強みだと思いたくなる周辺の県と同じく、自分のところのものでないのに錯覚するんですね。
見えるという事実は変わりは無いのですが、それを表現するときに自分自身は気を付けて行かないといけないなと思います。

この展望台から見える建造物として東海市を象徴するものといえば、やはり大仏なんですね。これは「東海市の」として言い切ることができます。背後にある街並みは名古屋市にあたるので、そこだけはなんともし難いのですが笑

日没の方角では無いのですが、陽が沈むにつれて建物に当たる日光の光が変化しますのでその様子を撮りたく1カット目のタイムラプスを仕掛けました。
固定の露出で撮影しているため、この高台に隠れてだんだんと町並みがアンダーとなってきます。本当ならば明るいところと暗いところを分けるためには、周囲が暗くなってきている中で光が当たっているという状態に持っていくのが「一番光が当たっている」という状態を撮ることができるのですけど、今回は別の勉強も兼ねて後処理でアンダーになっているポイントのみマスクをかけ、町並みのみ露出を維持するような編集を行いました。

結果としてはあまり日没感が無い1カット目となってしまったのでこちらは今後の課題です。アンダーになっていくポイントはそのまま暗くしていったほうがよいのかもしれません。

こちらは2カット目です。先ほどの如来山旧跡看板付近より。
このカットの編集でも町並みにマスクをかけておきました。

非常に惜しいです。太陽が丁度見えなくなってしまいます。
これならば大池公園展望の丘のほうがいいのかもしれません。とりあえず、こちらの状況は理解しました。単体で使用する場所では無く、夕景の一部として活用しましょう。

参考までに、編集前の一番町並みがアンダーになった写真を載せておきます。
過去にHollyGrail撮影と書きましたが、それは露出ランピング撮影のことで、それを行うことによりアンダーになる部分を適正露出に保つことができます。しかし今回はそれを行っておりません。

その方法を使用した場合、太陽も同時に明るくなってしまい太陽を太陽の形として表すことが難しくなることが予想されます。また、日没の撮影においてここ知多半島では西北西の風が多く 常にレンズへ吹き付けてくることからただでさえ振動を拾いやすく、その上でマニュアル操作を行うというのはなかなかにハードルが高いことです。なんとか後処理で解決できないものかと思い、この回は後処理の実験を行いました。

ちなみに振動に関してはモロに拾っています。2秒間隔での撮影の為、振動を拾った2~3枚なら削っても大丈夫であろうと削除を試みたものの、見落としがありました。
これも今の機材と方法ではこうなるという記録も兼ねて公開することにします。

写真単体で撮った17:00頃のものです。
街灯や住宅の灯りが確認できます。夕方の街灯がつき出す時間というものを知っておりませんので、これも備忘録ということで。光センサーによるものであれば不明なままですが…。

以上の点をゴニョゴニョした結果が以下の短い動画になります。
4K解像度以上のRAW写真をタイムラプス動画として扱うのは、中身スカスカの見かけ4Kビデオ素材を扱うのとは大幅に異なります。いやぁ編集環境がキツイです笑。

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