20200223_知多市 佐布里池

今年はようやく動画に着手できました。

■撮影記録

【知多市】
撮影日:2020年2月23日(日)
撮影時間帯:3:00-9:00
気温:8度-9度
風速:北北西 2.1m/s
湿度: 58%



pakapakaumaです。

知多市は梅。といいながら、梅が沢山ある風景ってそれもまた難しく、去年は写真だけで終わってしまいました。去年の記録を見ると、来年こそ動画やりたいなんて言っていたのでちゃんと一本つくりましたよ、えぇ。一回作ってみないとどうなるか分からないので。

今回の技術的課題はタイムラプスとスローなカメラワークです。
タイムラプスというと、スピード感のあるカッコイイ系の映像によく似合うのですがスローな映像にタイムラプスを使うと、編集でとてもハードルが上がります。ただ素早く見えるようにカットを繋げればいいって問題では無くなるんです。
編集の際に長い時間を詰め込んだタイムラプス素材を使うと、その直後に使う素材に頭を悩ませます。

スローなカメラワークもまたハードルが高く、ガシガシ動かす素早いカメラワークは下手でもそれっぽく見えますが、一定速度で右から左までゆーっくりパンをするのは腕が試されます。今はそのあたりを鍛える段階かなーとも思い、この動画撮影では素早いカメラワークは全く入れておりません。



2台体制です。
Canon EOS7D+35-80mm/4-5.6
Apple iPhone11Pro

とはいえ、早朝3時の暗さでiPhoneに任せるのは無理があるので最初のカットのみ7Dに頼ることに。





これが7Dで撮影した梅の花です。背後にボケているのは公園付近の民家と、奥のオレンジ色が海の近くにある工業地帯の灯りです。

7Dの動画機能ではここまでの明るさは稼げませんけど、タイムラプスならいけます。特に、動体の入らない固定構図なら品質の高い夜間撮影が行えます。
RAWで撮影し、タイムラプス作成前にライトルーム現像(DNG変換します)。一度、中間ファイルとして16bitでtiffとして書き出し、動画として書き出す際には、ProRes422HQとして最終書き出し処理を行いました。

つまり、1080pの10bit素材として扱えます。(4Kとかもいけますが、編集機の都合上無理せず1080です。)
このカットひとつ作るのに230枚を長時間露光で撮影しているので時間がかかります…一応、露出情報を載せておきます。

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以下露出固定で230枚
ISO320
絞りf/4
露光時間8秒+インターバル2秒

30pで作成の為、約7秒の動画となる。
実撮影時間は10秒×230枚=約38分
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たった7秒の動画を38分かけて撮影し、編集で3時間ほどかけました。
恐ろしい世界です笑
その代わりに動画編集段階での色味調整も楽に行えるので素晴らしい技術なんですがね。


この撮影の間が暇で離れるわけにもいかず傍でただ立って待つのみ。
やれることが無いのが待ちの時間で一番辛いことです、ほんと笑




1カット目の撮影が終わり、公園入り口付近を不審者の如くフラフラしていると公衆電話ボックスを見つけました。周囲に囲む梅の花…後で使いましょう。




日の出までの間、いろんな場所でタイムラプス撮影を試みるも厚い雲が流れてきてあまりいい感じにならなかったのでここらで朝食。
梅の香りに包まれながらの朝食なんて贅沢なものです。それで缶コーヒーをすするのです。



6:36
次のカットからはiPhoneに譲ります。
北北西からの風が功を奏し、向こう側へ雲が流れていく描写となりました。
やっぱりちょっとは雲があったほうがいいですね。薄暗い状態から陽が昇るまでを別地点で3カットに分けて撮り、その間を繋ぐ通常の動画撮影を数カット。


写真が好きな方々は、朝日が昇る直前くらいからウロウロされていました。
では早朝3時から来ている自分みたいなのはどういう部類に入るんでしょう…やっぱり変態なのかな…。

7:36
西側にはまだ日光が届いていないようです。
太陽は雲に隠れたり出てきたりを繰り返しながら昇っていきます。
梅林の中より、自分はこっちのほうが好きです。
ずっと眺めていられます。


発色自体はきれいなんですが、どうもiPhoneはHDR寄りな色味になってしまうようで若干不自然になる傾向があります。
目の前の被写体がハッキリするという交換条件に、ハイライト側が削がれシャドウ側がプラス補正されているような感じです。本来、影になっている場所まで浮かび上がっているのでなんだか変な感じに見えるのかな…なんて。動画編集では迷わずシャドウを削ります。

公園入口の菜の花、いい感じに咲いてるんですがコレって梅林の中とかには植えていただけないのだろうか。養分吸い取っちゃうんですかね。
菜の花と梅の花が一緒にあると見た目パッとしてきれいに見えそうなんですが。



んで、さっきの公衆電話の中から。
扉を開けて撮影している様子は滑稽なものですが、窓から見えるこの感じはけっこう好きです。そういえば分厚いタウンページって置かれなくなってきましたねぇ。



マンホールに書かれているのは雨水です。(これも うすい と呼びます)
雨水(うすい)の時期に撮ってるので、思いがけない被写体でしたが決して最初から狙っていたわけではありません。コテコテになっちゃうのでこういうのはあんまり使いたくないんですけど、まぁこれはこれとして。



だんだん人が多くなってきた時間なのに、こちらの端のほうは誰も居ないようです。
立派な佐布里梅でございます。




2019年の春ごろ水を抜いた佐布里池は耐震工事の真っ最中。
工期は約2年ということなので、2021年の4月頃まではこの光景が広がります。
となると、来年も水の入ってない佐布里池なんですね…もう少しの辛抱といったところですか。




9:00
撮影終了し、開き始めた屋台で五平餅を買い帰宅。
コロナウィルスの影響で人出がどんなもんか予想がつかなかったですが、まぁまぁ来ている印象でした。自分はここで切り上げです、お疲れ様でした。

ほとんど梅とか公園についてのことに触れてない回となりましたけど、撮影記録なんでこんなもんですわね笑 公園についてのことは他のサイトでも漁っていただければと思います。

まだもうちょっと練られるかな。再来年はもうちょい頑張りましょう。

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