20180728_花火撮影のはなし

pakapakaumaです。

これからまた撮影記録をモリモリ書いていかなければいけない
シーズンになるので、ここでちょっと花火撮影について書いておこうと思います。

コレもまた奥が深い話で、夜間撮影の分野では星空の撮影に似ていたりしますね。
夜空にグワっと広がる花火いいですよねー、詳しい撮り方とかはいろんなサイトがあるのでそちらでどうぞ。
ここでは自分の撮り方についてだけ書いておきます。

撮り方様々ですが、バシッと止める撮り方ヌルっと光跡を描く撮り方があります。
どちらがいいとか、どちらがだめとか無いんですが よく花火大会のポスターに使われる写真は後者だと思われます。今回は後者について。

↓こういうの(東海市 東海まつり花火大会 市役所前)

こういうのはバルブ撮影と呼ばれるもので、シャッターを開けた時間だけ打ちあがった花火が撮れます。
同時に光跡がぬるーっとのびていきます。三脚は使用したほうがよいと思います。
で、よく夜景撮影するときは明るいレンズ長時間露光ISO感度を上げることが必要と言われてますが、バルブ撮影では露光時間以外ほぼ真逆になります。
これは強い光の花火が真っ白に飛ばないための予防ラインです。しっかり予防しておけば最後にすごいのが来ても真っ白にならずに済みます。


①レンズは絞れるだけ絞る。
自分は22くらいまで絞ります笑
絞ると暗くなりますが、シャッターを10秒も開ければしっかり写ります。
絞った分だけたくさんの花火が写せるというイメージです。
上限ぎりぎりまで絞ると写りが良くないという話もありますが、そのあたりは人によりけりなのでいろいろ試してみてください。

②ISO感度は低めに。(200-400)
花火のみでよいか、地上の景色も写したいかで微調整。
だいたい200から400でいいのではないかと。


そこに10秒から15秒程度のシャッターで完成です。
連続で打ちあがるスターマインのようなものであれば順番に消えるまで撮れるでしょう。
デジタルの場合、仕上がりが暗ければ後で編集もできると思うので暗めに撮っておくのもアリと思います。

 

小道具を使用するなら、NDフィルターとかもいいかもしれません。
絞りすぎるとレンズの特性が悪くなる点をこれでなんとかします。
絞りをほぼ開放にしてもNDフィルターが光量を落としてくれます・

※NDフィルターは簡単に書くとサングラス。
何枚も重ねることができ、レンズを絞ったのと似た働きをします。

自分は撮影場所でフィルターを付け替えるのが手間に感じるので
少々高いですが、可変式のNDフィルターを使用しはじめました。
フィルターにリングが付いており回すことで濃度が変化し、写真のものでND2.5-ND500までの効果を得られます。
昼間はもちろん、夜間も長くシャッターを開けたいときに使用できるので常につけておく事にしました。

もっとうまい説明のサイトはいっぱいあるのでこんなこと今更なのですがね…
このあたりの撮影技術は他に転用できたりしますので。

スマートフォンの方もマニュアル撮影ができるアプリを入手すれば、ほぼ同じ方法で撮影できますがスマートフォンの場合は、シャッターを開けられる時間の上限とノイズが気になるところはあります。割り切って「比較明合成」という方法をとればまずまずのものが作れるんじゃないかと思います。

 

本番日には最初のほうで露出を決めておくと一番撮りたいところで泣くことが無いのでは。

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