20180131_撮影前に考えてる事とかのはなし

pakapakaumaです。

今週末2/4は立春です、春の始まりということですね。
冬を題材にした撮影が毎年できていないように思うので、来年こそは…と。

さて、今回は撮影前に考えてる事とかの話です。
後半は個人的備忘録も兼ねて(考えとしてまとまり切ってないところがあります)

①まずは天気。

ここ最近は気の向くままに出かけていることも多いのですが、ある程度は下調べをしておきます。
天気予報の確認方法もいろいろあり、大手の気象予報サイトなどではリアルタイムに予報を出してくれるサイトもありますね。便利なサービスだと思います。
まぁただしかし、それはあくまで確立でしかないのですよ。
週間天気予報のマークに晴れマークがついていたら絶対に青空が広がっているとも限らず、日によっては若干かすんでいたり 曇りなんじゃないかと思うほど雲の割合が多い日があります。
晴れの定義は目視の判断によるもので、空に占める雲量が8割以下で「晴れ」というとてもアバウトな定義のようです。
すなわち「晴れ」と「快晴」には雲泥の差があるのですね

たとえば、天体写真や星景写真をやろうとした場合には現地まで数時間かけて移動した割に星ひとつ見えないなんてことも。
雲の流れ方などは天気図を正確に読めればある程度予想もつくのですが、自分の頭を信用できない僕はGPV気象予報というサイトを使います。

GPV気象予報

このサイトのいいところは雲がある場所が一目でわかり、かなり長い時間の推移が見られるという点です。
画面上真っ黒な場所はほぼ快晴ポイント。
それ以外は何かしら雲があるポイントです。
意図的に雲の流れを入れた撮影を行う場合は、流れる方角を予想しながら撮影地を決めます。
タイムラプスなんかで時間の流れを表現するとき、空が快晴すぎるよりはちょっと雲があったほうがいいこともあります。
そんな感じで、昼間が晴天だからあそこ行ってみようとか、夜は雲量多いから星景はやめようとか天気みながら決めます。

②次に季節ネタがあるか。

できれば季節を象徴する何かを取り入れた撮影にのぞみたいところですが、ここでいつも苦戦しています。
こういうときにいろんな雑学知っておくと常識にとらわれないネタを考え付くのですが、まだまだということですな。
一般的にいわれる季節のイメージを入れておけば手っ取り早いのですがね…

さだまさし の著書に好きな話がありまして、「春の色は何色?」というもの。
色とりどりの花なんかを連想しがちですが、北海道の人に聞くと「黒」と答える方がみえるという話で
春の訪れは雪解けであり、それとともに現れる農地の色が黒っぽく見えるかららしいです。
地域ごとの特色で季節を表すキーワードがこんなにも違うのかと思った話でもありました。
ここのところは現地に関するそういったネタを少しは仕入れるようにしています。

それと春、夏、秋、冬の四季だけにとらわれず、その中間地点の移り変わりも考えてみたりしてます。

③主役になるものは何か

季節ネタにも通じるところがあります。
たとえば植物、建物、モニュメントなどの分かりやすい主役を探したりしてます。

最近はこれが一番大きなテーマです

天気よし、季節よし となれば、あとは主役になる何かを決めるわけですが
これがなかなか決まらなくてですね…
「○○が有名な場所」というように主役が決まりきっている場合はいいのです。

ですが、問題はそれとは違うものを求めに未知の場所へ向かったときで
撮影地として選定した場所に主役が全く見つからないときもあり、時折詰むときもあります。
そのとき用に二個目、三個目のネタも引き出しとして準備しておいたほうが無難かもしれません。
どこでも共通して使えるネタです。(空・水辺・町並み などなど)

…と書いてしまうと逃げみたいですが、逃げたくなるときもあるこの頃。
逃げのネタに関してもマンネリになるのが一番駄目だともおもうので、ぐるぐる回して使えるものを蓄えておきたいものです。

ちょっと脱線して。
自分がここのところ思うことです。

そんな詰んでしまうような場所に登場する主役は、多くの場合「人物」だと思っています。
人物は風景を引き立て、風景は人物を引き立てます。

自分はこのサイトを立ち上げるまでの数年間、与えられた環境下での撮影がメインでした。
そこには必ず「人」が主役として居ました。
撮る側としては撮影地や構図における主役について考えることをしなくてもよかったのです。
正直なところとても楽をさせてもらっていたとも思います。

そこで考えるのは、はたして景色だけになった時 同様に公開できるような内容であったのだろうかということ。
お恥ずかしながら自分は写真、動画の構図に占める「人」の存在に甘えていたのかもしれません。
風景だけになって、いまなんだかんだ苦戦しています。あまりそういった点について考えていなかったなぁと自省。
「普段から見慣れた景色」という分野にテーマ性を持たせる試みを始めて、改めてそれは思いました。
今一度主役になるものの重要性について考える必要がありそうです。

と、こんなことを考えながらぼちぼち撮影しております。
なかなか成果には繋がらないんですけどね
たまにここらへんの要素がうまく合わさってひとつのテーマになることもあるので、ゆっくり考えていきたいと思います。

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