20220911_2022花火大会撮影を終えて

世間で言われる夏が終わりました。
忘れないうちに花火大会に関する個人的なあれこれを書いておきます。
これは読み手を選びますのでダメだと思われた方は回れ右で。

pakapakaumaです。

行かないだろうといいつつ、結局行ってしまった知多市と大府・東浦の花火大会を終え、今年の大きな課題をひと山終えた感じがしています。夏の動画の物量が少なかったので今年だけで一歩前進しました。


最近、このブログに関してはこんな感じに中間の記録や雑多なことをたまに書く程度で、ほぼyoutubeの動画説明欄に記載してしまっているので実質機能していません。
…が、もうそろそろ丸5年となるようです。開設してから。
ここ自体は自身にとってのホームであって本体ではないのですけど、割と過去に書いたことや雑多な思考にほかの誰でもない自分が助けられています。
やっておいてよかったです。これからも無理のない程度に続けられたらと思います。




花火大会撮影はこのスタイルに落ち着きました。モバイルバッテリーで給電して撮影していましたが、もうこういった移動しない系なら純正バッテリー2本目要らないんじゃないかと思えてきました。2022年夏の花火大会撮影は合計で7回。回を重ねるごとに少しはマシになってきたんではないかと。

あとポータブル電源と強いネット回線があればリアルタイム配信まで行けるのですけど、どうでしょうねぇ…いま現在では有線の回線が提供されない環境下において、携帯のデザリングとか、ポケットWIFIで安く済ませる回線だとせいぜいFULLHDまでの画質で配信。
一度なんちゃって画質でリアルタイム配信してから もう一度4K画質で編集済のものをアップロードし直すかと言われると…うーんってなります。ここはじっくり考えてから参入する必要がありそうです。


単純に、夜景練習としての花火大会という側面もありましたし、会場を遠くから眺めて社会見学していた節もありますしなんだかんだ実りのあった7回の撮影でした。

花火大会撮影をいろんな場所でやってみて思うところも何個かありましたが、ちょっと気になることがあったのでこれだけは書いておきます。



■メロディー花火の著作権について

ひと昔前もいろいろと物議を醸していた動画内に入ってしまった音楽の著作権問題。
著作権の発生する楽曲であっても、商用利用無・自分で全て演奏し趣味として行う動画のアップロードは許可されるというのはJASRAC公式の見解のようです。

が、このようなイベントでスピーカーから流れる音楽がカメラのマイクにのってしまったものをアップロードするとNGとなります。CD音源をそのまま使うのとまるで変わらなくなるからです。

最近の花火大会はメロディー花火増えましたよねぇ。見るだけなら華やかですし音楽に合わせて打ちあがるのはおもしろいと思います。

ただ、写真はそのあたり考えなくてもなんとかなりますけど、動画勢的には申し訳ないながらちょっと演目的にやり辛いところがあります。公式で記録を残したり生配信されているところにおいては放送・または動画共有サイトにアップロードする際に楽曲の使用料をきっちり支払っていることかと思いますので問題はないと思いますけど、個人が天井なしに何年も楽曲の使用料を払い続けられるかといいますとNOです。

メロディー花火等は当日にならないと使用する楽曲がわからないこともあり、スピーカーからガッツリ音が鳴る区域で撮るべきかも悩ましいところがあります。著作権的にNGであればそれはもうアップロードできませんので記録として残せません。
というのもあり、この夏の花火大会に関してメロディー花火やりそうなところは最低でも1kmは離れるようにしていました。





■三脚禁止について

人が大勢集まる場所では禁止事項が知らぬ間に増えるものですが、その中でも撮影趣味というのは風当たりの強い昨今でございます。そして僕自身が続けるにあたっても切っては切り離せない問題です。で、禁止だからといって自分自身が何ら対策もせねばこちら側の事情や自由度はどんどんと制限されてしまうわけです。で、しまいには撮影禁止。

おとなしく引き下がることも時には重要かと思いますが(花火大会自体は僕の所有物ではないので)、撮影趣味全体がこのままでは危ういものとなりそうなのでとりあえずギリギリのラインで行動した記録を残しておきます。禁止に対する働きかけ程度に読んでいただけたならば幸いです。


今年最後の花火大会撮影となった大府・東浦の花火大会は三脚が禁止でした。
はじめて来た地元の花火大会に関して、はじめてこのブログで書くのになんか気が進まない内容でしたがまぁこういうのも勇気を出してしっかり起きていることを書くのも必要かなと思いましたのでそれとなく触れておきます。


なんとなくですが、本会場から撮ったことが無い東海まつり花火大会もそうじゃないかと感じています。多分クレームがあったんでしょうねぇ。三脚が邪魔だとか。
ただ、今年の開催時は芝生広場にポップアップサンシェードがかなりの数ありましたので「視界を遮り邪魔である」という観点においては実情どっちもどっちなんじゃないかと思います。




自分は事前に禁止事項を公式HPにて読んでおりましたので、対応策を練っておりましたが当日そんなことも知らず開催1時間前程度ではじめてアナウンスを聞いた方とかは嘘だろって思われたでしょうねぇ…特に撮影目的一本で来てる方とかもいらっしゃるでしょうし。(少数派かもしれませんけども)

自分的には、ミニ三脚もダメとなると基本的にはそのかわりになる固定具の持ち合わせがありませんので、動画勢的に実質撮禁も同義です。心が悲鳴を上げています。

邪魔にならない程度に手持ちとかで撮ってねっていうのはつまり部分的にスマホなりで撮ってSNSなんかにアップしてライトに楽しんでくれってことなのかなぁとも。そのほうがみんな平等感出ますし、撮れた内容も持ち物による差とか生まれないですから。あとは無いことを祈りたいですが諸々大人の事情とか笑(個人的な推測です)

これまでの花火大会撮影ではじめて出くわした壁でした。
しかしながら…そういう制約がありながら、それでもなお「撮りきる」為にはどうすべきかを考えさせていただける貴重なタイミングを提供いただいたことには感謝いたします。
またひとつ図太くなれた気がしてます。

というわけで下写真のような感じにして会場外からひっそりと撮りました。
今回の要件は「三脚は不可・他人に邪魔にならない程度での撮影は可能」というもの。曖昧ですが、そのグレーゾーンを作っていただいているので文面通りに解釈したく思います。

三脚がNGなら三脚じゃなければいいわけです。そして、ひとの邪魔になる場所、高さ、幅が出ないことがクリアされればOKなわけです。ので作りました、固定具を。ポップアップサンシェードの占有幅・高さに比べたら幾分マシでしょう。でもこれ、実質小さいサイズの三脚使ってるのと変わりがない気もしますんでやっぱ怒られちゃうんですかね….。



ここの花火大会に限った話でもないですが、どっかの航空ショーでは敷地内で撮影する際に使用できるレンズの物理的な全長が制限されたのだとか。どんなレンズを使ってクレームが出たのかわかりませんが、望遠端が稼げるレンズというのは一般的に大きくなりがちです。というのはこちら側の事情なのかもしれませんが、相手方の「私の気持ちが邪魔であると叫んでいる」という事情を何の交換条件もなしに一方的に汲み取る必要が手放しにあるのかといえば。です。完全に加害者として扱われている事案です。ここでの善と悪はどのようにして決定されるのでしょうか。

結局のところ主観のぶつけ合いでありこのクレームの大部分が主観による正義もしくは嫉妬だったりした場合には手に負えません。


持参する「物」の問題に関しては三脚の件、このあたりメーカーさん側で解決できることはないんすかねぇ。三脚メーカーが考案した邪魔にならない要件を満たしたカメラ固定具とか笑 禁止事項を掲げている会場とか団体にメーカー主導でアンケートなりヒアリングなりしたらなんか折衷案で商品作れそうな気もしますが。

まー、考えても無駄なのは分かりきってるので僕は地形的特性を武器に本会場以外で「割と」自由に撮れる場所を探すことに尽力します。それでも無理なら、僕の中では開催自体が無かったものとして静かに離れることと致します。


なんてことを書いていて息苦しいなぁと思うばかりです。




■粘着して撮ってきた花火大会って結局のところ何なんだろう

んで、ここまで僕のお気持ちダダ流しに書いてきたわけですがそんな思いをしてまで粘着して撮ってきた花火大会って何なんだろうと改めて考えてみました。

一般的にはショー的な要素が強いんですかね。
あとは景気のよさ。

そう、これです「景気のよさ」。
花火大会の資金の多くは地元企業の協賛花火ですが、その土地の景気そのものが花火の大きさ、打ち上げ数に反映されてるんだなぁと。

ですので表向きには単に火薬が空で大爆発する光景を見ているだけですが、裏では協賛企業のコマーシャル的な要素もあるんだろうなーって。協賛席やクラウドファンディングでの資金集めをされている花火大会もありましたが、そのあたりで集められるお金というのも全体でいうと僅かでしょうし、やはり先に書いた通りこの土地の企業はこれだけの花火を協賛できる企業体力があるんだぞ!!っていうののお披露目会という要素のほうが強いのかなと感じました。これはあくまでも僕の主観です。ほかのご意見も大歓迎です。


自分が残していく必要があるのは娯楽的な側面ではなく、そういった事実のほうなのかなと。
知多半島で行われる各所の花火大会が今年どんな規模で行われたのかという事実はどんなに取り繕っても嘘はつけません。

それを嘘をつかない形で動画として記録すること。多分ここに粘着していたんだと思います。僅かな尺のダイジェスト動画ではほんの少しの「なんとなく映える場面」しか共有されないですし、それはおそらく事実であって事実ではないのだと思っています。美しいお話として終わってしまいます。全編撮りきるにこだわってきたのもここが中心部分なんだと思っています。




と、2022はこんな感じに考えて花火大会撮影していました。
大府・東浦の花火大会主催の皆様におかれましては、このような書き方をしてしまい誠に申し訳ございませんが、私個人としましてはそのように考えております。どうか一方的な排他ではなく共存を考えていただけたら幸いです。



あと、何も関係ない方で読んじゃった方は忘れてください。
このブログは撮影が趣味の人間による割と偏った内容です。


次は、パーキングエリア巡りとかしてきた記録でも書こうと思います。
それが終わったら機材のまとめを書こうと思います。

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