pakapakaumaです。
二十四節気では2/19からが雨水。
春のはじまりを象徴する雨の期間。
今日も季節ネタ。
2月の頭、一番寒いと言われる大寒を過ぎ立春を迎え 気温は上昇する真っ最中。
本日の気温は最低気温1度で、最高気温9度。
まだ最低気温がマイナスになる日もありますが、最高気温は1日ごとに上昇し2月末週には一番暖かい時間で16度に届くようです。
そして天候もどうやら二十四節季通りのようで、見事に雨の日が続いています。
2月は毎年、雪のほとんど降らない愛知県でも僅かな積雪が観測される月ではありますが、このタイミングで雨のようですと、もうほんとに雪は降らないかもしれないですねぇ。本来なら雪が雨に変わるタイミングらしいですから。
梅雨、秋雨は比較的長い期間なので強い印象がありますが春の始まりに降る雨というものを気にしていませんでした。今年の雨のはじまりは期間的にはちょっと前倒しで、先週からぐずついた天気でした。季節の始まりと終わりには必ず雨。
夏も冬も主張の強い季節で、雨なども主張が強く感じます。
夏は短く激しい雨、冬は雪の降る地方ではこれでもかってくらい積雪があります。
一方、秋の雨と春の雨はそれに比べとても穏やかです。秋の台風は例外として。
春の雨はやさしく降り注ぎます。慈雨とか甘雨とか響きの美しい名前がついていたりもします。まだ濡れると寒いですし、雨そのものも冷たいので手放しに美しいなんて言えないのが現実ですが、こういう意味なら雨天も悪くないかなぁなんて思います。
どことなく「曖昧」で「やさしい」意味合いが伝わってきます。
丁度この時期には梅を撮りにいくので、あまり休日に降らないでほしいところではありますけども笑 あぁ、今年は木蓮も撮りたいなぁ。
タイトルに雨水なんて言葉を入れてみて、思ったことがあったので少しだけ。
二十四節気を注意して見るようになってから、そこで使われる言葉に注目するようになりました。 そうする中での気付きなんですけど、それらはストレートなのに主張しすぎずおなかいっぱいにならないんですよねぇ。たった漢字2文字なのにこれはすごいことです。
視覚に訴える分野で頑張ってみていても、やっぱり日本語が持つ特有の美しさの前には敵いませんねぇ。特に日本人なので。敵うとか敵わないとかいうと語弊がありますが、日本語の意味のほうが何においても先にあるんだと感じます。これ無しでは完成しないというか。文字情報も視覚情報も根っこの部分は同じなんでしょう。
視覚に訴えるということは、すなわち見えるものに対して意味付けを行うことであり、その過程ではやっぱり日本語を使います。視覚以前に言葉の持つ意味を理解し丁寧に選択することが必要なのです。 日本語が「何かの形」となり、それを見たり聞いたりした人が感じたことは、また日本語の感想として戻ってきます。
撮ることだけに夢中になりがちな僕らはそれを割と忘れていて、視覚だけで頑張りすぎてしまうから行き詰ってしまうし、伝わりきらないのです。だから、できるだけ美しい日本語を沢山知っておきたいものです。作る側としても、愉しむ側としても。