20191124_知多半島の海側を巡る 東側を終えて

pakapakaumaです。
始めた当初は年内に全部できたらいいなとか、甘いことを考えていました。
このシリーズの年内行動はこれで一旦ストップします。

7月頃から始めたこのシリーズですが、やっと東側を終えました。
桜のときと同様、飽きるほど堤防と海を見てきたので、マンネリ感は否めません。
一日で複数個所を撮影する都合上、やはり内容としては薄いものになりました。
おそらく西側もこのような内容になっていくことでしょう。

終えて、というタイトルなので景色のことを書くのかと思った方へは頭を下げなければなりません。もうちょっとめんどくさい系の事柄について思ったことが主体になります。


生活の場が多いというのも東側の特徴であり、またその中にも可能性を秘めた日常の良さが埋もれているようにも感じられます。 今までの印象通りといえばそれまでなんですが、景色と地名が紐付いていなかったこともあり再確認できました。こういう景色が見たければ地名でいうここら辺っていうのを可視化していけたらなぁとも。

朝日がいい感じにみられそうな場所を何個か確認できました。
方角の優位性でいけば東側は朝日だと思います。
またこれも少しずつ。


今まで抱いていたイメージでは私有地は仕方ないとして普通の堤防ならどこでも行けるだろうと思い込んでいた節がありました。しかし、実際に細かいところを観察していくと都合上の車両進入禁止区域がなんともまあ多いこと。(たぶん徒歩ならいけます)

野放しにしておくと主に車両の面で厄介ごとが多いのでしょう。
今回も融通がききやすいバイクで移動しておりましたが、それでも看板を見れば気をつかわざるを得なく 駐車スペースが存在しないので 結果として素通りすることとなる。コレも記録が残らない理由のひとつでしょう。人が来なければ残る確率も落ちるということ。

実際問題、そんなところへ行くには交通網が貧弱で気が向いたから行くという場所でもないところがあります。特に海側は公共交通機関から離れている地点が多く、徒歩移動では最寄りの鉄道駅から距離がありすぎるのです。

ハイシーズンには主に潮干狩りや釣りで賑わいますが、ではオフのシーズンは?というと、季節限定の臨時駐車場で来客をなんとかしている性質の場所であるため、この秋冬のような時期には割と詰みます笑
僕の性格上、自転車や徒歩ならスルーされるところならガンガン突っ込みますが。

もともと一般的にそんな需要が無かったのかもしれませんし、レジャーとは「ピンポイントであって広域に渡って必要とされるものでは無い」という考えに基づくものだからなのかもしれません。

まぁ、自分の家の隣にいきなり道の駅なんかが乱立したら困惑するでしょうからなんとも言えんのですが。


その一方、来ないで!と制限することで生まれる景観もあります。「漁港の落ち着いた生活を含む景色」に類するものは観光地とはまた別の性質で、そういうものも守っていかなければいけないとは思います。もしメジャーな場所になってしまったら今の形は保たれなくなることも予想されます。
従来より観光地としての認識がある知多半島で、いかに現状の良さを崩さず、住む人に迷惑をかけず写真や動画で残していくかというのも課題になりそうです。SNSでこんないいところありました!って発信した結果、望まない集客が起こることも危惧しています。でも実際に見てみるといいところ沢山あるんですがねー。


おそらく、景色がよいところに自由に出入りできる休憩用の駐車場や道の駅を作ってしまえばその一帯に訪れる観光客の拠点となるので、新しい価値の付与がやりやすくなるのでしょうがどうなんでしょうね、東側。正直なところ勿体ない。

最後に。

このシリーズは地点単体で何かを残すというよりは、最終的に比較していく素材として考えています。まだ終わっていませんが、海側についてはもうだいぶ見えてきているところとして 西側(常滑・美浜)の観光開発が顕著になってきたということがあります。俗にいう若者・大衆にウケるやり口。そうすると他の地点の変わらなさが浮き彫りになってくるという具合です。なぜ変わるのか、なぜ変わらないor変われないのか。
変わること、変わらないこと、その両者に強さや弱さが出てくるのでそういう視点から撮る者としてイメージを付与できたらと考え始めています。

地点ごとの景観を強く意識して撮影するようになって、都市計画マスタープランなどにも目を通すようにしていますがそれは頭の片隅に置いておくとして「特色」を楽しんでいけたらなと思う訳です。

西側は来年のどこかからやり始めるとしましょう。
特色を全体で見たときの感想は全部終わった後に出てくるものだと思います。

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