pakapakaumaです。
東側1/4の最後、02-3は武豊町の海側です。
衣浦港のはじまり。そして知多湾へと。
02-3_武豊町の海側
●字沢田新田
半田市の川崎町を抜け、武豊に入ったすぐのあたり。
周辺はまだ工場の建物が大半です。
※武豊町 字沢田新田 8/11撮影
武豊水門横にある臨海緑地という公園からは、近辺の工場夜景が良いそうです。まだ撮ったことは無いのですが…。
今まで意識してなかったのですが、そういえば煙突やタンクのある大きな工場というのは衣浦側ではここ武豊が一番多いのですよね。
下写真の左手に見えるのが知多カーボン
右手にあるのが武豊水門です。水門より先が海となります。
※武豊町 字沢田新田 8/11撮影
※武豊町 字沢田新田 8/11撮影
●字五号地
五号地の端には武豊緑地があり、半田側からは見えなかった地点が見えるようになってきます。
※武豊町 字五号地 8/11撮影
※武豊町 字五号地 8/11撮影
※武豊町 字五号地 8/11撮影
※武豊町 字五号地 8/11撮影
駐車場は天気がよい日にはけっこういつも埋まっています。
グラウンド利用用途と釣り用途が半々の印象です。
奥に見えるのは五号地内にある製薬会社ファイザーの工場。
※武豊町 字五号地 8/11撮影
衣浦は泳いだり潜ったりする海では無いので、深さとか海底の地形について気にしたことなかったですけども このように浚渫(しゅんせつ)を行い大型船に干渉する土砂等を取り除いているようです。
これの場合は海底の幅を拡張する工事。
緑地南端からはほぼ一直線上に南知多町あたりが見えます。
衣浦湾と知多湾の境目です。
●字道仙田
まちの駅味の蔵たけとよ、武豊町商工会の付近にある道仙田というところは、衣浦港統合前の旧武豊港にあたる場所とされています。
※武豊町都市計画マスタープラン(基礎調査編)
2章 都市の特性と動向分析析 (5)史跡・文化財 表より。
厳密には眺めているポイントの地名は違うのですが、港湾関係者以外立ち入り禁止ということで撮影がギリギリ可能な臨海緑地端より。
※武豊町 道仙田付近 (旧武豊港) 8/11撮影
※武豊町 道仙田付近 (旧武豊港) 8/11撮影
※武豊町 道仙田付近 (旧武豊港) 8/11撮影
●字忠白田
直接的には海の景観と関係無いものですが、旧武豊港繋がりで現存する遺構に触れます。
昭和5年から昭和40年にかけて貨物専用線として「武豊港駅」がありました。
現在は貨物というと衣浦臨海鉄道の存在が大きいですけど、その昔武豊からは港より資材を運搬していた歴史があります。長く書くつもりも無いので、詳しいことは他の方のページでどうぞ。
※武豊町 忠白田 武豊停車場跡地 8/11撮影
その武豊港駅に絡む遺構として残るのが、武豊停車場跡地。
物流、保管地点としては半田のほうが大きい現在ですが、辿るとこの場所がその最初の地点であり、武豊線の一番端にあたる場所だったということになります。
※武豊町 忠白田 武豊停車場跡地 8/11撮影
※武豊町 忠白田 武豊停車場跡地 8/11撮影
●豊倉新田・北側・字竜宮
もうひとつ武豊の海側を象徴するものとして、浦島伝説があります。
浦島伝説というと、日本各地にあるので断定はできないのですがこの3地点付近にはそれを表すものが集まります。特に地名として竜宮という名が付いているのは考えさせられるものがあります。間隣の富貴(ふき)に至っても負亀にあてて(ふき)と読めば確かに。と
※武豊町 豊倉新田 負亀の松 8/11撮影
※武豊町 豊倉新田 負亀の松 8/11撮影
豊倉新田より見える松。
車のすれ違いが難しい道路ですのでできれば徒歩、自転車がお勧めです。
旭硝子が目の前の埋め立て地、字旭にあります。
※武豊町 北側 より 8/11撮影
向こうに見えるのはJERA 武豊火力発電所。長い間大きな煙突を立てて使用されていた発電所でしたが、いつだったか煙突は解体され現在は2021年稼働開始予定の汽力発電が準備されているようです。また、同時にソーラー発電も行われており、案内付きの見学が可能とのこと。 (以前はソーラー発電が行われていました。)
建設中の記事についてはこちら
20191109_武豊町 JERA武豊火力発電所
ちなみに発電所が建っている竜宮一帯は、丸ごと発電所の敷地にあたる為向こう側を見る機会を作るためには見学申し込みが必要ということになります。
そしてその発電所手前には乙姫橋。
竜宮で乙姫というとそれっぽく聞こえますけど、見た目はとても派手です。
ほかにも伝説にまつわるものとして浦島神社などがあります。
※武豊町 竜宮 乙姫橋 8/11撮影
※武豊町 竜宮 乙姫橋 8/11撮影
※武豊町 竜宮 乙姫橋 8/11撮影
乙姫橋には写真が飾られています。
想像もつかないのですが、遠浅の海水浴場であったときの写真です。
伊勢湾台風により無くなってしまったといいます。
東側1/4で巡ってきた東浦・半田・武豊の海側は同様に伊勢湾台風の被害による用途の転換がありました。もし、台風の被害が無かったら衣浦湾の姿はまた違っていたのかもしれません。
このポイントが武豊町の最終地点で、先は美浜町となります。
またもう少し涼しくなってきたら南へと向かいます。