pakapakaumaです。
本日は前回の第二回目として動画分野での機材について書いていきます。
ほぼほぼいつも使ってる機材の紹介です。
今回は専攻分野だけにちょっと長めに書きます笑
写真分野とは真逆で、「重い!でかい!」機材しかありません
以下は今使用しているビデオカメラになります。
左がSony HVR-Z7J 右がSony HVR-A1J。どちらも業務機です。
残念なことに普通のサイズのビデオカメラを持っていないので特殊な例になります。
ではなぜ業務機なのかというところについて。
正直値段はお高いです。(とはいうものの数年前に比べ機能対価格では格段に安くなりました。)
興味のある方、中古相場を漁ってみてください。4K撮れなくてもFHDまででいい場合は案外手の届く範囲です。
ビデオ機材もまた新フォーマットの出現、映像表現の流行りなどに左右されやすく追いかけ続けたらキリがないところもあります。
なので自分の場合はよほどのことが無い限り中古をあたります。
■業務機にする理由は拡張性と操作性
風景映像をやる上では、カメラ本体のスペックというよりはレンズが交換できるかというところが肝だと感じています。
人物の撮影と比較して、変化の少ない風景を映像にするためにはカットごとに印象的な素材があてられるべきだと思っています。
レンズ交換で表現の幅が広がるのは写真だけでなく、動画にもいえることです。
家電店に販売されているようなタイプのものは拡張性がほぼ無いです。
もっと広角にしたい、もっと望遠にしたいと思った場合にはワイドコンバーションレンズ・テレコンバーションレンズを取り付ければ拡張できるものもありますが、レンズユニットをまるごと交換できるようなものは「ビデオカメラ」という分野ではほぼ無いでしょう。
そこで業務機の出番です。レンズ交換ができるビデオカメラがたくさんあります。
自分の持っているZ7Jはレンズが交換できます。
取り外すと一眼レフのようなマウント部が現れますので、あとはお好みのレンズを取り付けることができます。
Sony純正では二種類のレンズが売られています。
標準では開放F1.6の4.4mm-52.8mm
ワイドレンズでは開放F1.6の3.3mm-26.4mm
これだけでも変化がつけられるのですが、マウントアダプターを付けることでさらに多くのレンズを付けられます。
kipon製の2/3-1/3マウントアダプターです。
いわゆるB4マウントレンズという肩担ぎタイプのカムコーダーで使用されているレンズが付きます。
現行の新製品を買うとB4マウントレンズは車買えちゃう値段するものもあり、到底手が出ないのです…
ということで、癖はありますがSD放送時代の中古を漁ってみました。
CanonのJ8×6B4 IRS ヤフオクで8000円でした。
絞り開放F1.7の6mm-48mmです。
ということは、うまく調整してやればこれ1本でSony純正の2本をほぼカバーできることになります。
ただひとつ欠点はマニュアルフォーカスのみというところ。
ほかにもマウントアダプターの種類を変えれば一眼レフ用レンズなんかも付いたりしますのでマクロ撮影、フィッシュアイなども行けちゃったりと面白いことができます。少し前の世代の機種でもまだまだ現役な業務機はたくさんあり、最新の家庭用ハンディカムを買うのとほぼ同額くらいでいけることもあります。ビデオ趣味なら断然中古業務機お勧めです。
(これを持って撮影に出かけると趣味でも撮影・立ち入りを断られる場合が出てくるので大きい重いも厄介なものではあります。)
それと、前の記事にも書きましたがDMC-G8でビデオを撮っていることもあります。
いま流行りのDSLR撮影とかいうやつですね。(厳密にはミラーレスは当てはまりません。)
業務用機の分野でいうシネマカメラをもっと安くしてしまおう的なブームです。
この分野がのびたことにより、自主制作映画やPVがとても低予算で作られる事例が増えてきました。
趣味の分野にもチャンスが巡ってきたところがあり、動画投稿サイトでは全体的な動画のクオリティが格段に上がった印象です。
さて、我が家のG8ですが出番は主にタイムラプスやスライダーなどの特機類に載せるとき
業務機担いで登るのがしんどい山道など、場合に応じて出動してます。
こちらも基本はリグを組んで大きくしていきます。
マイクロフォーサーズ用のマウントアダプターは2種類持っています。
ひとつは先ほどのB4レンズをつける為のpixco製B4-m4/3
もうひとつは、IKEGAMI製カメラに採用されていたB3マウントのレンズアダプター
こちらはe-bayでアメリカから輸入したものになるので詳細は不明B3-m4/3のアダプターです。
EOS用とかも入手するつもりですが、当面はこの構成です。
装着するとこんな感じになります。マイクロフォーサーズ機にマウントアダプターを付けてレンズ装着すると焦点距離が約2倍になります。
こういったENGレンズを装着した場合は通常状態では画面全体に像ができないのでレンズ側のエクステンダーor本体側のデジタルエクステンダーで2倍にしてやります。そうすることで使える状態になります。
スチル用の望遠レンズはズームすると先端がニョキっと出てきますよね。
あれがいやなのです。なぜかというと、均等なスピードでズームができないからです。変なタイミングで不規則に引っかかりウッてなります
昔、あの手のレンズで頑張って動画撮影していましたがどうにも無理があり現在の構成に至りました。
こちらは筒の長さが変わらず内部でレンズ群が移動してズームされます。
あとは値段の面。SDレンズの中古でよければスチル用で同クラスのレンズを買うよりはるかに安く買える場合があるということです。
明るくて、ワイドからテレまでカバーできて、改造すればリモコンで電動ズームまでできる。
それに加え、レンズ自体の質は業務用のものだけあって粗悪なものは使われていないはず
この構成を作るためにそろえるべきものは多いので、そこそこ出費になりますが自分好みの撮影ツールを組み立てられるというのは大きなメリットです。
分解すればバックパックに収まりますので持ち運びも十分いけます。
不便な点は音声入力とバッテリー関連くらいでしょうか。
これもまた改善できる小物は多く売られています。
(BGMにのせて音声はカットした素材を使用するのであまり不便はありませんが…)
音声が大事なときにはZ7Jで対応します。
最後に…
スマートフォン用のアプリも馬鹿にできないところがあり、個人的にはこちらの分野に興味をそそられています。
FiLMiC Pro という撮影用アプリ。
値段は1800円でアプリの中では高い部類ですが、スマホカメラの最大性能を引き出すアプリです。
リンク:https://itunes.apple.com/jp/app/filmic-pro/id436577167?mt=8
2016年にiphone5で撮影したサンプルです。
また近いうちにiphone SEでのサンプルも出してみたいと思います。
スライダーやジンバル、ジブアームなどを用意すればスマホで撮ったと思えないような作品を作ることも可能になってきました。
なんか作ってみようと思ってる方、入り口はこんなところにもありますよ。
以上、ここのところ使ってる機材たちについてでした。
次回は三脚や特機、あったら便利そうなものについて書こうと思います。
その前にもしかしたらエフェクトのお勉強を兼ねて何か作ってるかもしれませんが…